夏の青空
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『井戸と水』『池とアシ』『ゴミ処理』『農作業とガーデニング』『トイレとの戦い』『キッチン改造』 2012年6月,7月 マンスリーレポート

皆様、こんにちは。夏真っ盛りですね。

そんな2012年の夏。私は、5月の終わりに手に入れたこの地をいろいろいじくっています。

東京にいた頃の生活からは到底考えられない広大な土地です。元は農家さんの土地ですので、当然のことながら、巨大な倉庫(北海道の田舎へ行くとよく見かけますが、通称D型と呼ばれる倉庫です。)が2つもあり、中には役目を終えた農機具が幾つか残されています。他にも鉄くずや廃油らしきもの、廃タイヤなどがありました。(これらの処分も含めて購入したわけです。その分”お安く”というわけです。)

夏の青空
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付いていた家は二階建てで、それほど古いものではなく(とは言っても20年以上前のものでしょうが)作りは意外としっかりしています。

 

これとは別に離れたところに、昭和初期(多分昭和20年ころ)に建てられて、今は廃屋となっている二階建ての家も有ります。実を言うと、私が家として魅力を感じたのはこちらの方で、この廃屋を修理して何とか再生することを考えています。もっともこれが欲しくて手に入れたかというと、そうではないですけれど。

立派な(笑)家の方は、実をいうと新しい家を建てるための”素材”と考えています。新しい家は、セルフビルドで建てる予定ですが、まだまだ先の話です。それまでは、この家にお世話になります。

9ヶ月位お留守になっていたところですので、まあそれなりにいろいろ傷んでいまし、1年の傷み以上の傷みもそこそこあります。

こういうところを直して行くのが愉しいんですよね。

 

井戸と水道関係

この地にきてまずやったのは、井戸の復活です。水道なんてありません。水がなければやはり始まりません。

井戸
手前から反時計回りに、汲み上げている井戸本体、貯水槽、押出ポンプ、除鉄槽と除菌器

地下(相当深いところ=70~80メートルと聞きましたが、真偽は定かで無い)からポンプで汲み上げ、一旦貯水槽にたまります。ここで第一次のろ過がされます。ここの井戸水は、「粘土層を抜けて来ているから(赤土の)汚れがある(井戸設備業業者さんの話)」とのことで、汲み上げたすぐの水は、見るからに汚れています。それをまず、砂と炭を積み重ねた貯水槽でろ過するというわけです。

 

 

次に、ろ過(して貯めてある)水を、「除鉄槽」という装置にもう一台のポンプで送り出します。

このあたりの水は「カナケの多い」水ということで、鉄分を多く含んでいます。そのままでは、あんまりよろしくないんですね。飲めないことはないし身体に影響があるということは無いらしいのですが、「洗濯すれば黄色くなる」ような水を平気ではちょっと飲めないですよね。ちなみに、「カナケ」という言葉は方言なのかと思いましたが、どうやら全国的に使われている言葉みたいですね。詳しく調べたわけではありませんが。漢字では金気と書くのでしょうか。ネットでは大抵カタカナです。

で、この除鉄槽にはいるときに、「除菌器(滅菌器)」という装置で塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を注入し、除菌します。これは一般の水道水でも行われている除菌方法のようです。入れすぎるといわゆる「塩素臭い」水になります。これらの機械は当然電気が使用されます。

水道の蛇口をひねると圧力が下がり、それを検出した除鉄槽側のポンプが作動し、除菌と除鉄後に水が蛇口に送り出されます。水を送り出して貯水槽の水位が低くなれば、貯水槽内に設置されている「浮き」が下がり組み上げポンプ側の蛇口が開かれます。その管の圧力が下がったのを検出して組み上げポンプが作動して組み上げる、という仕組みです。

せっかくの井戸水なのですがこれだけの装置と化学的処理、そして電力が必要で、少々残念ではありますが今のところ仕方がありません。水はいくら使ってもタダですが、電気や設備の維持・メンテナンスの労を考えると、タダとは言えないですね。

 

9ヶ月前くらいから止まったままですので、水道管内部も相当のサビが出ています。「管が詰まる」ほどのサビでした。ですから最初、装置の電源を入れ蛇口を捻ってもあまり水が出てこない。お湯のほうの蛇口(灯油のボイラーが有ります)に至っては、全く出ない。水が出ないことにはあまりに不便すぎるので、なんとかこれらを修理し始めました。

お風呂のシャワー水栓は、このサビが出すぎたことが原因でか、破裂していました。実は過去に、水抜きを忘れてしまった寒い冬の日にこういう破裂をさせたことがありましたが…。それを考えると、水抜きがしっかり出来ておらず、冬の間に破裂したのかも知れません。シャワー水栓は購入すれば非常に高いのはご存じの方も多いと思います。(水道の蛇口関係って、なんであんなに高いのでしょうね?)さすがに新品に変えるだけの余裕はなかったので、工夫と若干の快適さを失うことを良しとして、シャワーホースが直接繋げられる寸法の口のある蛇口を購入し、なんとかことを収めました。

灯油は本当は使いたくないのですが、薪があるわけでもなく、薪で炊けるお風呂があるわけでもなく…。ですから、まずは普通に生活するためには灯油ボイラーを必要とします。灯油屋さんに来てもらって、初めて灯油タンクに灯油を入れてもらいました。北海道などの寒いところでは当たり前なのですが、普通家の外には巨大な灯油タンクが設置されており(ウチのは300リットル)、これに灯油屋さんのタンクローリーから灯油を配達してもらうということになるんです。で、その灯油屋さんがいいおやじさんで、”お湯側の水が出なくて困っている”と話したら、ボイラーを見てくれました。私もマイボイラーなんて使ったことは無いですから、どういう仕組なのか理解していないですから、非常に助かりました。まあ、結果的には水道管のサビがとれてくるに従って問題はなくなったのですが…。

2~3日使っていても水は綺麗にならないし、貯水槽を見たら汚さに驚いていたこともあったので、貯水槽の掃除もしました。水を全部抜いて、中の砂利と炭を取り出し水洗いをします(一人で持てるくらいのネットに入れられており、それがたくさんほうりこまれているというわけです)。ここでパラドックス。「どうやって洗うんだよ?」幸い、大きめのポリ箱が2つほど転がっているのを見つけたので、まずはそこに水を貯めておくと同時に、貯水槽の水を全部抜くのはやめにして少し残しておくことにしました。それから掃除を始めたんです。しかし、思った以上に砂利や炭は大量にありました(数メートルあるんでしょうか)。相当な汚れ(ほとんど赤土)が詰まっているので、洗ってもなかなか落ちません。すぐに汲んでおいた水は汚くなってしまいます。そして相当な体力も使い果たしてしまいました。1メートルくらいの砂利と炭を清掃した時点で、『こりゃ一人じゃ全部は無理だ』と観念し、井戸の清掃は終わりにしました。これくらいでも随分違うだろうと思います。

その後、蛇口から出る水は一気に汚くなりました(泣)。まあ、貯水槽で汚れをかき回したことになるので当然だと思いましたが、色は最終的には1ヶ月くらいは綺麗になりませんでした。数日でとりあえず真っ茶色な水は出なくなったので、お風呂などに使う分には大丈夫にはなりましたが…。「清掃はしてはいけなかったのかな」とその時は思いましたが、後日設備屋さんに聞いたところによると、「全く問題ない」らしいです。以前のオーナーさんもそうやって時々自分で掃除していたそうなので、間違いではなかったようです。清掃の後に水を流しっぱなしにして綺麗になるまで待つ、というしかないようですね。

 

除鉄槽と除菌器除鉄槽自体も古いモノみたいで(20年くらい使っているとのこと)、これが正常に動作しているのかどうかも分かりません。中に鉄分を除去するための砂が入っているらしいのですが、それを入れ替えなくてはいけないかもしれないし、そもそもこの機械自体を交換する時期にあるかも知れません。また以前のオーナーさんの話では、除菌器のポンプが壊れたので、次亜(次亜塩素酸ナトリウム)は貯水槽に直接入れていたという荒業(笑)もされていたようです。こうした不安もありますので、設備屋さんに電話したわけですが、今は忙しくて見に行けないということで、しばらくこれらは見守ることになりました。

 

 

そんなこんなで、水にまつわる混乱?が続いております。飲用は今のところ諦めて、近くの「原始の泉」という有名な水源があるので、そこでペットボトルやタンクに入れて運んできています。保健所で水質検査をしてもらうと1万円位かかるという情報もあるし、まだその時期ではないので(見た目に汚れていたらねえ、そりゃ(笑))そのままにしてあります。ただ、自分でできる水質検査キットが有るようなので、それを買って試してみようかと思っているところです。このキットで本当に飲用可能かまでチェックできるかどうか、調べてからですけれど。

 

ちなみに今現在は、見た目では透明でほとんど綺麗な水が出ています。先にも書きましたが、せっかくの井戸なのに塩素消毒の水道水と変わらないのもなんですので、将来的には自前の浄化装置を作ろうと計画しています。ま、それに着手出るのは、早くても来年になりそうですが…。

 

池とアシ(ヨシ、カヤ)

家の敷地のとなりには池があります。「なんならこれもおまけでつけるよ」ってことで。”おまけ”って(笑)。いろいろ考えた末に、ここも一緒に頂いたのですが、これが夏になってきたら大変なことになって来ました。葦(アシ。ヨシともいう。茅葺屋根の”カヤ”です。)が猛烈な勢いで伸びてきて、あっというまに池の畔はジャングルになってしまいました。まあ、ほっておいてもいいとは思うんですが、ひとつ困ったこともありまして…。

池の水が少しずつ溢れてきたんですね。前に見たときはそれほどではなかったんですが…。このままではちょっとヤバイかなという危機感も有りましたので調査です。やはり多少のメンテナンスが必要です。しかし、アシのジャングルがそれを阻みます。草刈り隊(っつっても一人ですが)の出動です。

自作大鎌「スーパーカマロ1号」
自作大鎌「スーパーカマロ1号」

最初はカマを買ってきて手で刈ってみました。屈んでカマを使って草刈りをするような範囲ではないのはわかっていたので、大鎌を探していたのですが、なぜか今の日本には大鎌って売ってないんですね。あるにはありますが、そんなに大きくはない。悪魔が振りかざしているような大きなカマってどこにもありません。刃渡り30センチくらいのものが最大でした。(テレビで、田舎のおばちゃんが使っている所を見たことがありますから、全くないってことは無いと思うんですが…。)銃刀法の関係なのでしょうかね?(もしかしたら昔からの金物屋さんならあるかもしれないですが。)見つけたその大鎌も6000円くらいはするので、ちょっと今手を出す勇気は持てませんでした。なので、自作です。カマの刃自体は普通にホームセンターにある安いもの(300円くらい)のものを使い、それを分解して新たな長い柄に付け替えました。柄はたぶん鍬かなにかの農具に使われていたものがころがっていましたのでそれを利用です。もちろん刃渡りは短いので大鎌とは言えませんけれど。

 

 

 

で、そのカマ(スーパーカマロと名付けた(笑))を使って作業です。これが思っていたより楽に刈れるんですね。全く屈まなくていいし、振り回すようにも使えるし。柔らかい草ならざっと振り回せば、バサっと倒れていきます(柔らかすぎるとダメなんですが)。あとで比べてみて分かりましたが、一度に刈れる量もエンジン式の刈払い機に比べると多いです。ただ、アシとなるとちょっと固いということもあり、量も半端無くあるのでやはり疲れます。なにより、そのハードな仕事にはカマの刃が耐えられませんでした。(そりゃ300円のカマですから。切れ味が落ちるのも当然の如く早い。)ポキっと元から折れました。

スーパーカマロ1号の終焉
スーパーカマロ1号の終焉

後日、スーパーカマロ2号を製作し仕事に入ってもらいましたが、こんどは柄のほうがやられました(古い木材なので仕方ない)。今度は更に頑丈になるように作りました。スーパーカマロ3号「エクストリーム」と命名。しかし、彼もこの仕事は辛かったようで、壊れかけてきました。と、悠長にしている間にアシはどんどん伸びてきています。諦めてエンジン式刈払い機を買いました。出来る限り化石燃料を使わない方針でやっていますが、今回はそういうわけにも行きそうにありません。そんな意地をはっていて池が氾濫でもしたら…と考えたら。

 

 

 

池脇のアシ刈り
池脇のアシ刈り

さすがにエンジンで刈ったほうが体力は温存できますので、広い範囲を刈ることができます。水が溢れだして湿地状態になっている”沢”のほとりを2時間くらいかけて刈り取りました(実はここは私んちではなく、堤防用地ですが)。それでも多分全体の20分の1くらいなのです。それから治水工事(?)です。水抜きの暫定水路を掘りました。道具が揃っていないので、転がっていたクワみたいな道具と自分で買った新品のクワ・ショベルで3本ほど掘り、なんとか水はその水路から沢へと流れるようになりました。一安心。

 

私は岐阜県の出身です。岐阜を流れる長良川、木曽川、揖斐川という大河(木曽三川)の間に輪中と呼ばれる地帯があります。海抜(川抜か?)すれすれかそれより低い土地で、昔は木曽三川の堤防が決壊して大変な災害がよくあったそうです。そのことを思い出しました。その工事よりは遥に楽なんだと、自分を慰めつつ(笑)。

 

ゴミの処理

以前のオーナーさんは、仕事中の怪我か何かで足を不自由にされてしまいました。それもありこの地を人手に渡すことにされたのでしょう。片付けようにも片付けられない事情もあるわけで、残されているものがたくさんあります。その殆どは私にとってはゴミとなってしまいます。農機具もおそらくすべて壊れたものですし、廃屋は倉庫として使われており、何年も詰め込んできたモノがそのまま残っています。小さいとはいえ家一軒分です。これらの処理を自分でしなくてはなりません。

お金を出せば、雑品屋さんが処分してくれるということですが、相当の費用がかかるでしょう。また、そうするよりも、この一見ゴミの山から「再生できるものは無いか」「使えるものは無いか」を探すという楽しみの意味も含めて自分で処理することにしています。

農家さんにとって、農機具の部品は簡単には捨てられないものなのでしょう。加工すれば再利用できるというものがあるからです。それら農機具の部品が多量にあるので、金属関係もかなり有ります。金属は買ってくれる業者さんがいますので、分別しまとめます。買ってもらえる金属を分け出す意味もありますし、自分でもモノ作りに利用できる金属を探し出すことも必要です。

また、敷地内には数年前まで更にもう一軒の家が建っていて、その取り壊した廃材(ほとんど木材)が雨ざらしになって転がってもいます。ほとんど腐りかけているようでもありますが、この中にも再利用できる可能性のあるものもありそうです。

家(住んでいる家)の中にも、要らない家具などがたくさん有りました。

 

そういう、ゴミ(とは単純に言えないモノたち)を整理・処分することもしばらくの仕事となります。何年かかるでしょうね(笑)。

 

農作業とガーデニング

私は自然栽培での菜園生活を企んでいます。この敷地には、自然栽培には現状では不向きの、ちょっと荒れてしまった畑しかありません。また、農家であれば、広い砂利の敷地は農作業するのに便利ですが、私はもっと緑が欲しいので、この敷地全体を改良していこうと考えています。全体をガーデンのようにしつつ、様々な野菜や花が混色された、自然な庭のようにしていく予定です。

すぐに自然栽培を始めるのはちょっとむずかしい土ですので、土づくりからです。と言っても実は今は草生えっぱなしのほとんど放任状態にしてあります。でも理由あっての放任です。まずは植生を知ること。どんな植物がこのあたりにはあるのかを知ることです。まだ2ヶ月くらいですが、その間にもいろんな草花が入れ替わってきています。そんな様子を自然のそのままに見守っています。また逆に、一度人間が手を入れた土地はどう壊れてしまい、回復がどれだけ困難かを知ることもひとつの勉強と考えています。

実家は兼業農家でしたから、農作業については少しは経験があるのですが、子供の頃の話です。数年前から、多少は知識を詰め込んできましたが、実践はこれからです。誰か師匠についたほうがいいのでしょうが…。

 

トイレとの戦い

ここのトイレはポットントイレ(あるいはボットントイレ)、つまり汲み取り式トイレです。コンポストトイレを作る予定ですが、まだそこまで手が廻らないのでまずはこいつと暫く戦うことになります。はるか数十年前の幼少時代、実家も汲み取り式でした。ですからカルチャーショック的なものは無かったのですが、さすがにずっと水洗トイレで生きてきましたので、ちょっと抵抗はいろいろありますね。特にニオイがやっぱり気になります。

そして、私はとっても不思議に思うのですが…。北海道のトイレって汲み取り式でも家の中にあるんです。北海道の知り合いに聞いたら、「普通、家の中だよ」とのこと。私の実家(岐阜)では、外の小屋にあります(だから夜中にトイレに行くのは怖かった)。あるいは、家の端っこに有ります。それが普通だと思って来ました。凍ったらまずいから?とも思いましたが、もし凍るのが問題だとしたら、こんな風に家の中にあっても凍るときは凍ると思います。寒いから?でも本州だって冬は寒いし。本当の理由はまだわかりません。

この家のトイレは家のほぼ中央にあり、しかもお風呂の脱衣場(と明確にあるわけではないですが)とトイレが同じ部屋です(ちょっと広めのトイレが脱衣所って感じ)。せめてお風呂の入り口とは別であって欲しかったです。トイレの脇には元々は壁があったと思われる跡があります。つまり一応以前はトイレ部分は個室で仕切られていたというわけす。前のオーナーさんが足を悪くされたことでリフォームされた結果なのでしょう。

また、これも北海道に来て初めて見たのですが、ポットントイレでも2階にもトイレがあります。相当な距離をブツが落ちていくわけです。想像したくありません(笑)。

ニオイを何とかしたいと考えあぐねました。まず2階は使わないので、閉じてしまおう、と。便器を取り外して筒の部分にはふたをする。(筒を取り外すのは相当大変。)しかし、考えてみれば臭いの元はガスなのですから、ちょっと蓋をしたところで完全に無くなるとは思えません。とりあえず今は2階は諦め、換気がちゃんとするようにして放ってあります。

で1階ですが、臭気抜きの換気扇がついていますので、とりあえずそれを回して臭気を逃します。ただ、電動ファンですから電気を使います。調べたら16Whも使うもので、これを24時間回しっぱなしにすると、相当な電力を消費することになっちゃいます。ソーラーチムニーという方法があるのをネットで探し当てましたが、詳しいつくり方などは見つけられず、またその装置を作るにはそれなりの時間と労力と多少のお金が必要になってくると思われました。(そんなに大変なものではないと思いますが。)ファンの電源をソーラー発電で何とかしようと今は考えていますが、具体的な設計にはまだ入れていません。もともと、そのうちソーラー発電もしていく予定なので、これをテスト的な1号機として作ってみたいという欲もあります。

トイレの部屋(つまりお風呂の脱衣所と兼用の部屋内)に、もともとあったであろう壁を取り付けようと考えました。少しでも室内やお風呂への臭気の流れこみを少なくする目論見です。そのためには、便器の向きを変えないといけない。意を決して便器を取り外します。そして向きを90度変えようとしましたが、根太部分がしっかりと便器(正確には便器の下の筒)の形に作られており、ここを作り変えない限り向きを変えることは出来そうにありません。リフォームの世界になっちゃいます。普通の床ならやっていたと思いますが、やっぱりトイレですのでこれ以上やる勇気は出ませんでした(笑)。ここまでやったのに結局元に戻しました。

 

で、今どうしているかというと、バイオ消臭剤を便槽に投入しています。微生物によって臭いの原因を元から分解してもらうんですね。これで多少臭いは落ち着いて来ました。(それでも、換気扇は時々つけて臭気抜きが必要です。)ただハエの発生が困ったことになっており、その対策に追われているところです。昔、実家ではどうやって対処してたんだろう~?

 

 

 

キッチン改造

数十年前の家の作りの基準高さはやっぱり低いんですね。鴨居の高さもほとんど頭に当たるくらい(たぶん176センチ程度)です。まあ、頭をぶつけることはギリギリ無いのでそれはいいのですが、困ったのはキッチンです。首と腰と背中にちょっと障害がありますので、少しかがむ姿勢で作業するっていうのは、とても身体によくない。しばらくの間は、四股を踏むように足を広げ膝を曲げ、それで姿勢を低くして作業の高さに合わせていました。(脚=Legはそれほど弱くないみたいで。足=Footは弱いんですが。)そんな姿勢で調理したり洗いものしたりするのは大変です。滑稽です(笑)。なんとかしたい。

実は、これは以前にも経験してきたことで、キッチンのシンクごと上に上げれば済むことがわかっています。前はツーバイフォー材を下に入れ約9センチ上げました。それでだいたい問題有りませんでした。が、今回はどうやらそれ以上に(それ以下に?)シンクの背丈が低い。15センチくらい上げたいところです。

シンクをあげる事自体は簡単ですが、高くあげるには水道の蛇口の位置も上げなくてはなりません。シンクを全部取り外し、水道管が隠れている板などを取り外し、水道管の延長するサイズを測りました。試しに管を外してみようと思ったのですが、これがかなり強力に接続されています。調べてみてわかったんですが、どうやら本格的に(?)こうした水道工事で接続する場合は、それなりの接着剤のようなもので頑丈に取り付けてしまうらしいのです。今までにお目にかかったものは、シールテープを巻いてねじ込んでくっつけただけものが殆どで、錆び付いていなければ取り外すことは可能でした。しかし今回は、どうやら無理のようです。パイプレンチを購入して強引にやることも出来るかも知れませんが、多分それをするくらいなら切断して配管をやり直したほうが楽でしょう。

 

キッチンだけでなく、他の部分でも配管をやり直さなければならないところがあります。しかし配管を全部やり直すだけの時間などはありません。(その間水は使えなくなりますし。)考えた挙句、水道管には手を入れない範囲でシンクの底上げをすることにしました。6センチ程度上げただけですが、上げないよりは楽になりました。ただ、水道の配管については、冬が来る前に何とかしなければならないです。

 

あとは、当然ですが汚れですね。何年分の汚れかわかりませんが、かなり油汚れがこびりついているのでその掃除が尋常じゃない。使わないであろう、あるいは無くても問題はない器具は取り外し、一旦倉庫へ(今後掃除して復活させるかどうかは決めていません)。

 

 

最後に

とまあ、想定の範囲内の困難が続いています。

こうした作業を、代わる代わるやっています。音楽のこともやりながらです。

非常に個人的な事情ですが、一箇所を一気にやるということは、実はいまの体調では無理なのです。少しずつ、いろんなことをやって体力と集中力の維持と故障の回避を目論んでいますが…。

 

それと、ホントはもうちょっとしっかり調べていたり知っていることだったり、これからどうして行く予定なのかってことも諸々あるんですが、適当なコトをあんまりネットに流すのは良くないので、確実だろうと思うことだけ書いています。今後ちゃんとした情報にまとめられれば提供していきたいと思っています。
(今回は異様な忙しさもあったりして2ヶ月まとめてなので、ちょっとPageがながくなりました。次回からは月ごとにアップしていく予定です。)

 

 

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