『廃屋再生』『コンポストトイレ製作』 2013年3月 マンスリーレポート
今年は桜の開花も早く、また開花している時期も長いというような報道を見ることがありました。…真っ白な北の国にて…(^ ^);(写真→)これ、4月1日ですよ!そうなんです。どうやら今年の北海道の冬は結構厳しいようです。 「雪も多いし寒さも酷い」と旭川のバンドのメンバーも皆言ってましたから、多分そうなんですよ。特に3月頭の大雪は、道内では死者が何人も出るほど(ここ富良野でもお一人亡くなられています)で、その影響がまだ残っていますね。道や町中はかなり溶けていますが、ちょっと私のいるような奥地に来ると、こんなもんです。
そして、ようやく4月3日あたりから雪解けが本格的になって来ました。こんどは雪解け水が溢れだしていることがちょっと気がかりなんですが…
廃屋再生
敷地内にある古い家。築100年ともいう(実際はそんなでもないんだけれど)古い北海道の農家屋敷。これを再生するのが私の一つ目標です。
去年この地を手に入れてから、できるときに少しずつ中の掃除をして来ました。結構な量のゴミが貯められていたわけですが、それが冬を越してようやく片付き始めました。半年もかかるとは思っても見ませんでしたが。
で、解体を始めました。主要な柱や屋根・壁を残して骨組みだけにしていきます。テレビ番組で「大改造ビフォーアフター」ってのがありますよね、あれ、好きな番組の一つなんですが、あれでよくやっている解体の様子そのものです。ものすごい土ほこりをかぶりますので、強靭なマスク・頭にはタオル、ゴーグルという重装備です。
土壁にバールを突き刺し、少しずつ土を剥がす。そして中の骨組みを壊しなて、全体が緩んできたら一気にケリを入れて叩き壊す。ビルの爆破解体の超縮小版みたいなもんで、ズズズ〜ンと崩れます。
壊すのは面白いし(一気に崩れると快感!)意外に早く出来ますが、あとが大変。この土壁を再利用するにしろ処分するにしろ、運びださなければいけないですから。これがかなりの重労働。私のようなひ弱な体ではなかなか進みません。また途方に暮れています。今はそんなところですね。しば〜らく時間は掛かりそうです。
コンポストトイレの製作
汲み取りのトイレはイロイロ嫌なことが多いので、コンポストトイレを作り始めました。計画はもう随分と前からやっていて、設計もある程度できていましたが、これもようやく手をつけ始めることが出来ました。(コンポストトイレというのは、堆肥化トイレです。詳細については、ググってみてください。下手な説明より楽しくわかりやすいサイトがいっぱいあります。)
ポイントは、水分と固形分の分離。そして撹拌の仕組みです。今のところはようやく外側の箱が出来上がった程度なのでまだまだですが、これが完成すればぼっとんトイレとはおさらばできる(ハズ!)。ぼっとんトイレのいろんな問題から開放されることでしょう。
最後に
冒頭で少し触れましたが、実はコソッと(?)バンド活動を始めました。私自身のバンドではなくて助っ人的に参加している(でも正式メンバーとして迎え入れてくれています)カバーバンドです。キーボーディストとして参加していて、80年代近辺のちょいと懐かしくも素晴らしい音楽をやっています。先日、ライブもあり、大いに盛り上がっていただけました(お客さんのみなさん、そこそこお酒が入っていたのでそのせいかもしれませんが…(^ ^);)
創る立場と演奏する立場は、似て非なるもの。そしてすごく勉強になります。
春がやってきて、またまた今度は外の仕事も増え、忙殺されることになるでしょう。音楽一辺倒にやれる日は、相当先になる予定ですが、それでもよし。自然に触れての作業の中で、あるいは出会う人々の中で人として大切なコトを直に感じていく、そしてそれが音楽になっていく素養を身に着けているつもりですから。何の実績も無いですから説得力無いですけれど、私が納得している人生なのだからそれでいいのだと思うようにしています。