『春の訪れ』『石窯づくり・パン作り』 2014年3月 マンスリーレポート
春の訪れ
北海道に来てから一番変わったのは、季節感をしっかり感じるようになったということ。特に「春」というのは、厳しい冬のあとに訪れる歓喜とも言えることには間違いない。
富良野は豪雪地帯では無いが、ここでは80センチくらいの積雪はある。吹き溜まってしまうような場所では1.3メートル近くは行くかもしれない。そんな大量の雪が、春になると一瞬で溶けてしまう。一瞬といっても数日なのだが。…そう、「数日」なのです(今年はほぼ3日)。除雪を何時間もかけてやっても追いつかないくらいのスピードで溶けてしまうということ。これは住んで体験してみないとイマイチわからない感覚かも知れないが、とにかく太陽の力(熱)の凄さに驚く。焚き火にあたるように太陽に手をかざしてみることもある。それくらい太陽というのは、巨大なエネルギーを発していると実感できる。その太陽、そして水、それらが作り出したこの地球という生命の宿る星。その地球に存在している我々人間。
私も数年前までの都市暮らしでは、こうした視点をほとんど忘れていた。
石窯づくり・パン作り
そんな都会人でもあった私が、「田舎暮らし」といえば(実に”ベタ”ではあるが)思い浮かべるもののひとつが、この「石窯」。ピザやパンを焼く、あの石ガマ。バーベキューコンロ程度なら、ちょっとした郊外なら作れそうだが、石窯となるとちょっと大掛かりだ。で、作ってみようと思い始めて数ヶ月。ネットや書籍から情報を探り、少しずつ設計と材料購入を進めている。
もちろん大切なのは”石窯で何を焼くか?”ということ。美味しいものを焼いて食べたいのだ。当たり前なのだが、こちらが先行。
「田舎暮らし」でもう一つ思い浮かべたものが「天然酵母のパン」。これは2ヶ月ほど前から作り始めている。市販のドライイーストなどは使いたくない。へんなこだわりを持つものだから、いきなり天然酵母パンに挑戦している(比較のためにドライイーストのものも作っているけれど)。もちろん、まだ石窯は完成していないので、家庭用オーブンで焼いている。
これが、面白い。実に面白い。最初からそこそこのパンらしいものが出来上がったのだが、当然だがいまいち。硬い!表面がカッチカチのパン。工夫を凝らしていろいろ試していると、比較的柔らかいパンが焼けるようになってきた(もっともいわゆるハードパンを作っているので硬いのだけれど)。まだまだ修行をしなければいけないので、とにかく毎日のようにパンや酵母と格闘している。
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