幅広い音楽ジャンルを吸収し自らの歌声に昇華しているTOMOのファーストアルバム
About
ワールドワイドな世界観を持った秀作
大野さんというプロデューサさん(どんな方だったか、詳細は忘れてしまったのですが・・・。そこそこ名のある方々のプロデュースをしてらっしゃいました)と出会い、あるプロジェクトを一緒にやりました。その時、このアルバムを聴いていただいたんですが、「すごくきれいな音だね、すばらしい。」との評価をいただきました。もっとも、それ以上の事は言われなかったので、それだけの事かも知れません。
メディアから頂いた評価も、だいたいこんな感じです。
『女性ボーカリストのデビューアルバム。タイトル曲に代表される大陸的でおおらかでバーバリックな声の魅力を生かしたサウンド作りはニュー・ソウル系のナンバーや、R&B系のナンバーに置いても展開され、彼女の個性を感じさせてくれる。そして、もう一つの個性としてミディアム~スロー・ナンバーにおける、包容力を感じさせるスケールの大きな歌いっぷりも彼女の大きな魅力と言えそうだ。この作品の狙いでもある”聴くべき音楽が見つからない”アダルト層にとっては、間違いなくフィットするはず。』
CDジャーナル
『リラクゼーションポップと賞賛されたシングル「AGUA.」でデビューした実力派ボーカリスト/TOMOの待望のアルバム作品。タイトル曲「蒼空~Azure Sky~」にも現れている大陸的な音作りをメインにしつつも、ソウルフルな曲やR&Bテイストの曲、ヒーリング効果たっぷりのピアノ曲などが彼女の透明な世界へと融合させられている点は聞き逃せない。心地よい女性ボーカルを聴きたいあなたに取って必聴の一枚だ。
direct.
前作「AGUA.」で拓いた、TOMOの世界観をもっと拡張させる事を目標としました。それが、大陸的といわれるゆえんかも知れません。「蒼空~Azure Sky~」「七の郷」「to-no」はこのアルバムを象徴していると思いますから、ぜひとも聴いてもらいたい曲です。
曲のクオリティ、作品としての世界観などは当時の私達にとって最高の出来だと思います。ぜひとも全曲通して聴いてみて下さい。ちなみに、寝る時に聴くと良く眠りに導いてくれます。
技術的な側面では・・・
自宅に作ったハンドメイドのスタジオでほとんどを制作した作品です。現在では、自宅スタジオというのはポピュラーですが、当時ではまだ少なかったでしょう。多少設備的(レコーディング機材)には不十分な所がありますので、音のクオリティを上げるのにいろいろ苦労した思い出があります。(極端な話では、ミックスダウンするときには冷蔵庫や電灯などの電源を落として、電源ノイズの排除と電圧安定を図ったり・・・)音質確保のため、マスタリングだけでも外部でやりたかったのですが、予算の都合で泣く泣く諦めました。他のクオリティが高い分、非常に悔やまれる部分です。
本作で私は、プロデュース・エンジニア(レコーディング、ミックス)・作曲・アレンジ・演奏(キーボード、ギター)・MIDIプログラミングなどをしています。印刷物などのデザイン、営業、レーベルの運営なんかもしてましたから、何でも屋さんでした。若さゆえの過ちというのでしょうか。
(この作品を発表して後、次の作品の制作に入りましたが、私の健康状態の悪化により消滅してしまいました。中途半端なプロデュースになってしまった事を、TOMOちゃんや巻き込んでしまった方々には本当に申し訳なく思っております。)
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“蒼空~Azure Sky~ / TOMO” への3件のフィードバック
[…] この曲はTOMO [ 蒼空~Azure Sky~ ]に収録されています。 […]
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