早すぎる冬の到来に困惑している。11月5日のライブが終わってから本格的な冬支度に入ろうと思っていたのに、すでに雪は積もってしまった。そんな年もあるんだなあ。自然中心に生きなければならないここの生活では、その覚悟が必要らしい。
さて、「秋の夜のFusion Night」にAmay’zとして出演させた頂いた。当日は雪が降り続き、まだ除雪車も出ない時期なので、かなり道は荒れていた。そんな天候にもかかわらず、なんと80名を超えるお客様に来ていただいた。お寺の本堂で行うライブということで、通常のライブでは味わえない異空間。しかし、音響・照明も入って頂いたこともあり、想像していたのとは全く違う新しい感覚のすばらしいコンサート会場となった。
正直申し上げて、私自身はフュージョンは門外漢だったのです。演奏力がかなり問われるジャンル(と思い込んできた)なので、私の腕では到底ムリ(と思い込んでいる)。なので予想通り、一緒に出演されたG-Beltsさん、Local627さんの演奏には敬服せざるを得なかった。
でも、「私は私でしかないのだ」。そう強く自分に言い聞かせて、なんとか40分6曲のステージを終えた。
当日、演奏が終わり片付けているところであるご夫婦が私を呼んだ。誰かと思えば、この地に入るときにすごくお世話になった不動産屋さんだった。(実は当日の朝の北海道新聞の朝刊に私の記事が掲載されていたのです。それを見て、お二人は飛んできてくれた。)もう年の頃も70半ば。この悪天候にはるばる中富良野から鷹栖町まで来ていただいたことにものすごく感激した。
Amay’zの私以外の二人も、僕を気遣ってくれてMCのほとんどを担ってくれた。そのMCの言葉や、先のご夫婦のこと、そして今ここでこうして活動出来ているのは全て、沢山の方々のおかげなのだという実感がひしひしと湧いてきて、落ち着きを取り戻し始めた帰りの車の中で涙がこみ上げてきた。この感謝の気持ちを、ちゃんと返して行ける人間に成長しなくては。
これから、まだまだAmay’zは進歩・進化していかなければならない。今回のようなレベルでいいとは到底思わない。MCで私の紹介で「コンポーザーでリーダー」と言われたことを、今あらためて厳粛に受け止めている。二人の力に頼ってばかりではいけない。「気負わなくてもいいから、前に進め!」そう自分に言い聞かせている。
■後記
今回のライブでは、ビデオカメラもライブレコーディングも入っているので、編集されたライブ映像がそのうち出来上がってくると思います。その際は、多分ネットで公開できると思いますので、よろしければご覧頂きたいです。
本来、マンスリーレポートは前月の活動等をレポートするのですが、今回に限り当月行われたライブに関するレポートとしました。
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