湯治、美瑛白金温泉、ここは天国か?
今私が暫定的に住んでいる北海道の上富良野町やおとなりの美瑛町には、温泉がいくつかあります。
私は湯治と息抜きを兼ねて、温泉によく行くようにしています。(これでかなり体調が良くなったのですよ。)
先日のOFFの時、美瑛町の元湯白金温泉ホテルへ行きました。平日の昼間だからでしょうが、お客さんは殆どいませんでした。ほとんど貸切状態で、ゆっくりと休養させてもらいました。(日帰り入浴です。)
ここの露天風呂もなかなかステキです。(”も”ということは、他にもいいところはあるからですが…)
真っ白な雪景色の中、針葉樹と落葉樹が頑張って生きているのが見えます。
広く澄み渡る青空、雲、そして落葉樹の枝先に頑張ってしがみついている葉っぱ。
谷の下からは川の流れる音、温泉に注がれるチョロチョロというお湯の流れる音。それ以外の音は殆ど聞こえません。
頭上の木の枝から、時折雪がチラチラと落ちてくる。近くの木を眺めると、そこには枝の間に溜まって丸くなった雪。マシュマロのように、美味しそう。
白樺の美しさ、そよ風がひんやり冷たく頬をなでて行き、小雪がチョンチョンと肩を叩いていく。
うっすらと、時には濃く湯けむりが立ち上り…。
『…ここは天国か?』
悪いものがどんどん溶けて流れていくように、私の心と身体を、す~と軽くほぐしてくれます。
下界の垢を落として、綺麗サッパリ。気持ちがいいとはこういうことではないか?
『これで憎しみや戦い・奪い合いがなければ、どんなに素晴らしい世界だろう。僕の中にもいる、その邪悪なものたちが消えてなくなればいいのに…。』
やはり私は、そこに考えが行ってしまうようです。